高脂血症

内臓脂肪が原因の病気「高脂血症」

●内臓脂肪が原因の病気「高脂血症」

 食事から体内に取り込んだ脂質の代謝がうまくいかず、

血液中に脂質が増えすぎる病気です。

過剰になっている血中脂質の種類によって、4つのタイプに分かれます。

1.高コレステロール血症

 総コレステロール値220mg/dl以上

2.高LDLコレステロール血症

 LDLコレステロール血140mg/dl以上

3.高中性脂肪血症(高トリグリセライド血症)

 中性脂肪値150mg/dl以上

4.低HDLコレステロール血症

 HDLコレステロール値40mg/dl未満

このうち、メタボリックシンドロームに関係するのは

診断基準にもなっている「高中性脂肪血症」と「低HDLコレステロール血症」です。

中性脂肪とHDLコレステロールは、内臓脂肪とのかかわりが深い物質です。

内臓脂肪が増えると、血液中に放出される遊離脂肪酸の量が増えます。

遊離脂肪酸は、肝臓に送られると中性脂肪に合成されます。

中性脂肪はそのままでは血液中を移動できないので、

VLDL(中性脂肪の多いリポたんぱくのこと。水溶性の特殊たんぱく・アポたんぱくと結合し、

脂肪を取り込みやすい構造になっている)に含まれて、移動をします。

肝臓での中性脂肪合成量が多いと、血液中にVLDLが多くなるため、

高中性脂肪血症が起こります。


さらに内臓脂肪が増えると、

リポたんぱくを分解する酵素の働きが悪くなり、VLDLがうまく分解されません。

そうなると、VLDLから分解されてできる善玉のHDLコレステロールが

十分に作られなくなり、「低HDLコレステロール血症」が起こります。

内臓脂肪が原因の病気「高血糖・糖尿病」